【初期資産1,000万円で試算】FIREまで何年かかる?
FIREを目指すうえで、多くの人が気になるのが「あと何年働けばいいのか?」という問い。この記事では、初期資産1,000万円・年利7%・FIRE後は副業やアルバイトで副収入年間100万円という比較的現実的な条件で、貯蓄率ごとのFIRE達成年数をシミュレーションします。
使用する数式は、FIRE後も副収入を得ながら生活する「サイドFIRE」に対応したもの。自分の状況に近い条件で現実的な道のりを確認してみましょう。
FIRE年数の計算式(副収入あり)
本記事では以下の数式を用いて、資産が「目標資産額」に到達するまでの年数を計算します。
\[
N = \log_{R} \left( \frac{ \frac{(1 – t)Y – I_0}{0.04} + \frac{tY}{r} }{ {S_0} + \frac{tY}{r} } \right)
\]
- t:貯蓄率(例:0.3)
- R (= 1 + r):利回り(7%)込みの倍率
- Y:年間手取り収入(500万円)
- I₀:FIRE後の年間副収入(100万円)
- S₀:初期資産(1,000万円)
- N:FIRE達成年数
【早見表】貯蓄率別のFIRE達成年数
以下は、設定した条件でのシミュレーション結果です。貯蓄率を変えたときに、FIREまでに必要な年数がどう変化するかを一覧で確認できます。
貯蓄率 | FIRE達成年数(年) |
---|---|
10% | 25.3年 |
20% | 19.2年 |
30% | 14.5年 |
40% | 10.5年 |
50% | 7.0年 |
この結果からもわかる通り、貯蓄率を高めることがFIREへの近道であることがはっきりと示されています。たとえば貯蓄率を30%から40%に引き上げるだけで、FIREまでの期間が約4年も短縮されます。
まとめ:現実的な条件でもFIREは目指せる
- 初期資産1,000万円があれば、FIREまでの道のりは大きく短縮される
- 副収入100万円を前提にしたサイドFIREなら、さらに現実味が増す
- まずは貯蓄率30%を目指し、自分のFIRE年数を知るところから始めよう
本記事の数式を使えば、あなた自身の収入・支出・資産状況に応じて、具体的なFIRE計画を立てることができます。ぜひ、今のライフスタイルをもとに試算してみてください。