投資を始めるとき、短期的な価格の上下が怖く感じることはありませんか?
株価が下がったり、為替が動いたり…。未来が読めない中で、資産を守りながら増やすにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、積立投資の基本となる「長期・分散・積立」の考え方をわかりやすく整理していきます。
積立投資とは?まず基本を押さえよう
積立投資とは、毎月など定期的に一定金額ずつ投資を続ける方法です。
一括で大金を投資するのではなく、小さな額をコツコツ積み重ねることで、価格変動リスクを和らげながら資産を育てていくスタイルです。
積立投資の魅力は、市場のタイミングを読む必要がないこと。上がっても下がっても、ルールに沿って淡々と続けるだけでいいのです。
市場には「為替変動」と「株価変動」というリスクがある
投資対象が海外資産であれば、為替レートの変動も無視できません。また、株式市場は常に上下を繰り返しています。
為替変動リスク:外貨建て資産の場合、円高・円安による影響を受ける
株価変動リスク:株式市場の上昇・下落によって資産価値が変動する
このように、どちらのリスクも短期的には予測が難しいものです。
ドルコスト平均法+積立投資という武器
ここで役立つのがドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法とは、価格に関係なく一定金額ずつ投資を続ける手法です。
価格が高いときには少ししか買えず、価格が安いときには多く買える──これを自動的に繰り返すことで、購入単価を平均化し、高値づかみのリスクを自然に低減できます。
ちなみに、「ドルコスト平均法」という名前の「ドル(Dollar)」は、もともとアメリカで普及したための呼び名であり、実際には通貨とは無関係です。たとえば、日本円でTOPIX(東証株価指数)を積立投資する場合でも、ドルコスト平均法と呼ばれます。。
要するに、価格変動する資産に一定金額ずつ積み立てる行動が本質なのです。
長期的に右肩上がりが期待できる投資対象を選ぼう
ここでもう一つ重要なポイントがあります。
ドルコスト平均法や積立投資を成功させるためには、投資対象が長期的に右肩上がりが期待できることが大前提です。
短期的には上がったり下がったりしますが、10年、20年というスパンで見たときに、全体として成長している資産を選ぶことが大切です。
たとえば、世界経済全体に投資するインデックスファンド(例:全世界株式、米国株式など)は、これまで長期的に成長してきた実績があります。
右肩上がりが期待できるからこそ、短期的な価格変動を味方にして積み立てていく意味が生まれるのです。短期的な予測より、長期的な予測のほうがしやすい、というのもなんだか不思議な話ですね。
まとめ|変動を恐れず、時間を味方につけよう
為替も株価も、短期的な動きを完全に予測することはできません。
しかし、ドルコスト平均法と積立投資を武器にすれば、変動を恐れず、時間を味方につけながら資産形成を進めることができます。
そして最も大切なのは、長期的に成長が期待できる投資対象を選ぶことです。
焦らず、コツコツと。あなたも今日から、未来に向けた積立投資を始めてみませんか?
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