新NISA、何に投資すればいいのか問題
2024年からスタートした新NISA。
非課税枠が大幅に拡大され、資産形成を加速させる絶好のチャンスです。
でも、いざ始めようとすると誰もが思うはず。
- ファンドが多すぎて選べない
- 米国株?全世界株?どっちがいいの?
- 今からでも間に合うの?
かくいう私も、最初はかなり迷いました。
書籍を読んだり、データを調べたり、いろんな情報に触れる中で、
最終的にたどり着いた答えはとてもシンプルでした。
「オルカンに投資して、あとはコツコツ積み立てる」
この記事では、なぜ私がオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式オール・カントリー)にたどり着いたのか、
その過程と思考を共有します。
試行錯誤の軌跡|いろいろ比較したけれど…
最初は当然、いろんな選択肢を検討しました。
- S&P500連動の米国株式インデックスファンド
- 全米株式(VTI系)のインデックスファンド
- 高配当株ETF
- 先進国株式だけに絞ったファンド
それぞれに魅力はあります。
特に米国株はここ10〜20年、世界の株式市場をリードしてきました。
「米国一択でいいんじゃないか?」と本気で思った時期もあります。
一方で、
- 米国偏重のリスク(今後もずっと成長し続ける保証はない)
- 新興国や欧州の巻き返しも無視できない
- 未来は誰にも読めない
こうしたリスクも無視できないと感じました。
株式市場はなぜ成長し続けるのか?を考えた
そもそも、なぜ株式市場は長期的に右肩上がりなのでしょうか?
色々調べてたどり着いたシンプルな答えはこうです。
- 人類は基本的に「より豊かになる」方向に進んでいる
- 技術革新が絶えず生まれている(AI、EV、バイオなど)
- 人口は国によって増減しても、世界全体では緩やかに増加中
つまり、「世界経済はゆっくりでも成長する」という前提に賭ける限り、
株式市場は長期的にプラスのリターンをもたらしてくれる可能性が高い、ということ。
この成長の「総取り」を狙えるのが、全世界株式=オルカンです。
米国株一本で大丈夫?世界秩序の変化を考えた
米国株の過去の強さは圧倒的です。
S&P500はこの30年で何倍にもなりました。
ただ、未来は過去の単純な延長ではありません。
私はこの点についても、慎重に考えました。
参考にしたのが、
レイ・ダリオ著『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか』という本です。
この本では、
- 国家や経済の興亡には周期があり
- 覇権国(過去のオランダ、イギリス、現在の米国)にも終わりは来る
という歴史のパターンが指摘されています。
米国は今も最強の経済大国ですが、
未来永劫その座が安泰とは限らない──
だからこそ、私は
「世界全体に投資してリスク分散する」というオルカンのスタンスに強く共感しました。
(※この「世界秩序の変化」については、別記事で詳しく紹介予定です)
【結論】新NISAではオルカン一本でいい
色々と悩み、考え、調べた結果、私はこう結論づけました。
- 全世界株式に広く分散する
- 低コストで長期保有できる
- 未来の予測に賭けすぎない
これらを満たすのが、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)=オルカンです。
最初に多少迷っても、
「やっぱりオルカンが王道だった」と後から実感する人はきっと多いはず。
未来は読めない。だからこそ世界に投資する
投資の世界では、「確実な未来」は存在しません。
だからこそ、
- 世界全体の成長を信じて
- 広く分散し
- コツコツ積み立てる
このシンプルな戦略が、最も理にかなっていると私は思います。
未来の自分のために。
新NISAで、オルカンと一緒に「世界」を買いに行きましょう!
関連記事
オルカン選択の参考にした書籍紹介はこちら。
コメント